教員採用試験体験記(平成17年度大阪府 中学校美術)

 

もくじ

1、     募集とその形式

2、     試験対策と勉強法(1次試験)

3、     試験の様子(1次試験)

4、     試験対策と勉強法(2次試験)

5、     試験の様子(2次試験)

7、     おまけの試験問題(教科専門)

 

 

《1、募集とその形式》

 

 大阪は府と市が合同で募集をします。ただし両方同時に申し込むことはできません。発覚した時点で両方の受験資格を失います。

今年の募集はとても早く、5月14日が募集締め切りでした。

4月の中旬に行われた大阪府教育委員会による説明会で募集要項が配布されましたが、インターネットでも全く同じ内容をPDF形式で公開していました。

応募方法は

    募集要項をもらってきて、記入し送付する

    プリントアウトして記入し送付する

    インターネット上で直接入力し、送信する(大阪府のみ)

というふうにいくつかあり、かなり間口が広くなっていました。

私は大学からの一斉送付で出しましたが、その締め切りは11日だったのでかなり忙しなかったです。(その上3週間の教育実習が17日に控えていた。)

 

今年からエントリーシートなるものが出来、面接に活用されることになりました。

記入欄はA4用紙の3分の1程度(残りは経歴などを書く欄)ですが、端的にアピールしなくてはいけないので教職の就職相談員さんに相談して何度も推敲を重ねました。

書く内容は、

@「教員を志望する理由」

 A「教員になった場合に役に立つと思われる自らの経験(クラブ、ボランティア等)、趣味、特技、社会人としての経験など

どちらも欄の大きさは同じです。罫線が引かれているので書ける量は大体決まっています。

少しほっとしたのは、エントリーシートの提出が出願時ではなく面接当日だということです。ですので、私は実習が終わってから本腰を入れて書き始めました。

 

 
《2、試験対策と勉強法》

 

@一般教養・教職教養(5択のマークシート)

勉強に本腰を入れ始めたのは4月くらいです。(ちなみにとある友達は3回生の春くらいからペースを落とすことなく勉強していた!!)大阪府の説明会で慌てて始めたような感じでした。

勉強の手順は…

1、「教職ランナー」

1年前の4月に買っていた(そのときはやる気満々だった)ので、まずその1冊を終わらせることから始めました。ランナーは答えが別冊で、答えを書く欄も文章中ではなく、罫線の引かれた帯状のスペースが各ページにあり、そこに書き込めばその部分を隠して何度も勉強できるのでオススメです。

私の勉強方は、試験に出る教職についての知識は全くといっていいほどなかったので、答えを見ながらひたすら端のスペースに書き込んでいくというものでした。もちろん書きながら覚える!という気持ちで書いていきます。まとめのノートを作る気持ちですると効率もいいと思います。

2、模擬テスト

全く勉強していなかった時も含めて、2回ほど模擬テストを受けました。東京アカデミーとレックです。模擬テストというと、ある程度勉強してから腕試しで受けるというイメージが強いですが、私は全く自信のない状態で受けました。要は本試験でよい点が取れればいいわけですから(←ここがポイント)、模擬試験は「手っ取り早く予想問題を手に入れられる上に、順位が出るので自分の勉強不足を再認識できるお得な教材だ」ぐらいの気持ちで受けていいと思います。(試験直前の模試はそうはいきませんが…)

3、セサミシリーズの教職教養問題集

ランナーが終わったら、セサミシリーズの教職の問題集(参考書は既にランナーで済ませているのでパス)に取り組みました。これは分野によって細かくカテゴライズされていて、生徒指導なら生徒指導に関する問題だけが集められているので徹底して勉強できます。またカテゴリーごとに頻出度がABCでランク付けされているので問題の取捨選択に役立ちます(特に試験直前)。私はAランクだけ2回解くようにしました。問題の種類は、5択式もあれば記述式、穴埋めなど多彩で他の県でも役に立つと思います。

問題の解き方は、答えを出してから巻末の答え(答えが切り離せないのでちょっと苦労した)を見て答えあわせをしますが、その後正しい問題文を(穴埋めなら穴を埋めた状態の文を、正しい文を5つから選ぶものなら正しい文を)紙に書き写します。間違った問題文も答えをみて正しく直してから紙に書くようにして、分からない教育用語が出てきたらセサミシリーズの「教育用語集」をつかって調べて、納得してから進むようにしました。時間はかかりますが、私にとって効率のいい方法でした。 

実は同シリーズの一般教養(2冊もある!)も買って少しやってみたのですが、読みなれていない英語と、公式をすっかり忘れてしまった数学の2つをやっただけで後はやりませんでした(教職に力を入れたほうがいいと気づくまでは歴史もやっていたかな?)。やはり問題量が膨大すぎて時間の無駄だと判断したからです。それに一般教養は過去の蓄積がものを言うので、絶対的な知識量が少ない教職教養をする方が面接や2次試験の筆記で役立つので得策だと思いました。

4、大阪府・大阪市の教職・一般教養

この本は過去10年間の大阪の問題と予想問題を載せています。各県ごと、教科ごとにあるので(なぜか美術だけはない!!体育も家庭科も音楽もあるのに対策を立てるのに便利だと思います。解いたのは去年の問題と予想問題です。この2つはすぐに答えを見ずに、時間を計って一通りやってから答えあわせをしました。去年の問題しかやらなかった理由は、去年から問題用紙の持ち帰りが認められて信憑性が高くなったからです。それ以前のは復元問題なので「ほんとにこんな問題だったんか〜?」と疑いたくなるようなものが多かったです。予想問題はかなり真剣に解きました。総仕上げ!!って感じで。解いた後はセサミと同じように書きまくって覚えました。

そして、間違った問題はセサミの同カテゴリーをやり直すようにして、苦手潰しをしました。たとえば教育史の問題を間違えたらセサミの「教育史」の問題を全部解きなおしました。(このときもひたすら書く)

セサミを終わらせるのに時間がかかったので、苦手潰しは試験の4日くらい前から出来たようにもいます。

5、中高美術の頻出問題

今年から教科専門があるので、試験まで残り2週間を切ったあたりから「中高美術の頻出問題」という問題集の、法規や時事問題だけをやりました。実技や専門用語はいまさらじたばたしてもどうしようも無いと考えたからです。

 

でも今思うとぎりぎりですね。…ふー。

 

 

A面接

これはずばり「慣れ」がものを言います。なので大学が行ってくれた模擬面接が2回あったのでどちらも参加しました。

1回目は5月10日でした。あらかじめエントリーシートを提出して、それを見ながらの面接です。面接官は2人で、1部屋に7人ぐらいが入り、それぞれの個人面接の様子を観察するというもので、お互いの良いところ悪いところがよくわかり、いい練習になりました。でもかなり緊張しました。

2回目は6月19日で、面接の約1ヶ月前でした。こちらもエントリーシートを提出します。今度は1人ずつ個室に入り、面接官は3人でした。圧迫型(詰め寄られる感じ)で緊張しまくっていたように思います。1人20分といいながらも30分以上指導してくれました。
 これ以外の対策はしませんでした。(というよりやりようがなかった)

 

 

B実技

たまたま知り合いから、去年と一昨年の試験内容を詳しく教えてもらえたので、大体のパターンは分かっていたのが良かったです。ただ、日程が筆記試験の翌日だったので満足した対策は立てられず、小学校の図画工作実技対策講座に無理やり参加させてもらい、箱のスケッチとピーマンのスケッチをして終わりました。

専門科目の実技は今までの経験量がものを言うので、付け焼刃的なことをしても仕方がないかなとは思っていましたが、よくどうにかなったものです

 

 
《試験の様子・1次試験》

募集の締め切りは早かったくせに、受験票が届いたのが7月の始めでした。

試験の日程は、面接が7月17日、筆答(マークシート)は7月26日、実技は7月27日でした。

 

@    面接(7月17日)

会場は府立高校で、駅から近く、携帯で地図を入手して行ったのに通り過ぎかけてしまいました。

受験票には12時集合と書いてあったので11時頃着くように行ったら、11時30分まで開門せず、かなり待たされてしまいましたが、同じような人が50人くらい日陰で待っていました。仕方がないのでコンビニで漫画の立ち読みしていました。(後で知り合いに笑われた)

面接の手順は…

1、玄関で受付をしているので、受験票の確認をしてもらう。

2、壁に貼ってある部屋割り表を見て指定の教室に向かう。

3、席が決まっているのでそこに着席。

1部屋には大体36人(1列6人で6列あった)が入り、列単位でグループ面接を行います。ただし、会場に来ていない人もいて、場合によっては3人でグループ面接を受けるところもあったようです。私のグループは6番目の人が来ていなくて、5人でした。

4、トイレに行っておく。

5、集合時間になると試験監督の方(おそらく教育委員会の方)が面接を受けるときの手順を説明する。

6、カードと名札ケースとペンを渡され、名札を作ったり、エントリーシートを回収したりする。

一通りの事務手続きが終わると1時間くらい暇だった気がします。私はコピーしておいたエントリーシートを見ながら自分の言いたいことや経験などをルーズリーフに書き出しておきました。(でも結果としては殆ど役に立たなかった気がする。でも無闇に焦ることがなく良かったかな。)

面接を受ける順序は、列を廊下側から@ABCDEとすると、@BDが前半の面接でACEが後半の面接でした。(つまり3部屋で同時に面接を行う。)私は1番廊下側だったので後半でした。

7、10分前くらいになると荷物を持って面接室に移動し、その廊下に並べられている椅子に順番に座って待ちます。相手の背中を見るように1列に座るので、なんともいえない雰囲気が漂います。

8、 時間になると部屋から面接官が出てきて呼んでくれるので全員中に入ります。

面接官は2人で、すぐに席に座らせてくれました。そして1人(進行役を担っている。Aさんとします)が「緊張してますか?」「まず深呼吸してみましょうか」等と言ってリラックスした雰囲気を作ってくれました。エコスタイルを推奨しているので2人ともノージャケットノーネクタイで、暑い人は上着を脱いで結構ですよと言ってくれました。(でも誰も脱がなかった。)

質問の1つめはAさんからで「自己PRを含めて1分程度で自己紹介をして下さい」でした。列の先頭の人から順番に言っていきます。私は運良く2番目だった上に、一番目の男性(講師経験あり)の人がガッチガチに緊張していたので逆にリラックスして話すことが出来ました。

質問の2つ目はもう1人の面接官(Bさんとします)「あなたが先生になったとします。クラスの中から展覧会に出品する作品を1つ決めることになったが、候補を2つまでに絞ってからそのうちの1つに決めて出品しました。しかし、もう1つの出品しなかったほうの親から『何でうちの子のやないねん!!』と文句を言いに来たとします。その時、あなたはどうやってその親に説明しますか。私(面接官)をその親だと思って実演してみてください」というもので、挙手をした人から順に言っていくもので私は4番目くらいだったと思います。

ほかの人のを聞きながら散々悩んで「どっちを出品しようか散々悩んだが、あなたのお子さんは授業でもクラスの皆から注目を浴びていた。しかしもう1人のほうは特に注目されることなく黙々と作業に取り組んでいた。あなたのお子さんは既に多くの人に評価を受けていると考えたので、もう1人のほうに注目されるチャンスを与えようと思い、もう1人の方を出品しました」としどろもどろになりながら答えました。(言い方はともかくとして内容は良かったと思っています)

質問の最後もBさんからで、「あなたが先生になり、初めて赴任する学校で、初めての授業の時、教室に入って一番にあなたは何といいますか」というものでした。これに私は1番最初に挙手をして「立って答えてもよろしいでしょうか」と聞いた上で、席を立ち、扉を開けるジェスチャーをしながら「おはようございます!!」と元気に言って終わりました。後の人は「おはようございます、席に着いてください」とか、「さあ授業を始めますよ、忘れ物はありませんか」とか結構台詞が多めで内心失敗したかなと思っていました。

これであっという間に25分が終了です。

退出してもとの部屋に戻りました(既に次の組の人が席に座って待っていた)。そこで名札を返して終了、帰りました。

 

本当に言いたいことがきちんと言えないまま終わってしまったような感じで不安だけが残ったのを覚えています。

 

 

A筆記試験(マークシート)

集合が9時で、私は奈良市に住んでいるので、まず間に合うように起きられるかが心配でした。(でも無事間に合った。)

服装は地味だけどラフなので行きました。スーツ姿のほうが多かったように思います。

試験会場に入るまでの手順は面接と同じです。

9時に入室を完了し、試験監督がいろいろな注意を行ってから試験問題を配布しました。このとき80円切手を回収するのですが、結構多くの人が忘れていました。ちゃんと要項を見て確認しておくことが大切です。

今年から一般・教職教養に加え、教科専門もあるので問題集は2冊に分かれていました

回答時間は120で、確か920分から始まったように思います。持ち物は鉛筆となっていましたがシャープペンでも何も言われませんでした。

問題の配分は一般教養23問、教職教養12問、教科専門5問(別冊)の合計40です。とにかくムラなく全教科から出ます。レベルは中学校から高校平均といったところでしょうか。今年は2問が「回答なし」で、1問が「2か5のどちらかで正解とする」等お粗末な一面もありましたが、こんなことはなかなか珍しいのではないかと思います。問題用紙は持ち帰ることが出来ます。

詳しい問題の内容は過去問として出版されると思うので、美術の教科専門の問題だけおまけで書いておきます。因みに、私の勝手な推測ですが、一般教養のほうが問題数は多くても、傾斜配点で教職教養や教科専門のほうが重視されているのではないかなと思います。

 

 

A実技

教室はごく普通の一般教室です。クーラーはなく(その日は蒸し暑かった)、窓が開け放たれていました。教室に入るまでの手順は面接と同じです。

机は2人分横にくっつけて用意されているので、ひとつは道具置き場に出来ます。でも前後の間隔が狭くて、描画のとき苦労しました。

とにかく持ち物が多いのにびっくりすると思います。

.鉛筆(2H6B) .色鉛筆 .消しゴム .水彩絵具一式又はポスターカラー一式 
.水入れ(筆洗い用)2つ .カッターナイフ .万能はさみ .直定規(30cm程度)
.接着剤(ボンドまたはセメダイン) .クリップ2つ .画板(カルトン)B3版以上.セロファンテープ

 受けてみてのアドバイスがいくつかあります。

◎水彩絵具は透明水彩が使いやすいです。少々重ねても濁りませんし、仕上がりがきれいです。

◎水入れは携帯タイプの3つに分かれるものを持っていきましたが、1セットで1つと数えるみたいです。でっかいのを2つ持ってきている人もいました。水は集合時間までに水場で汲んで用意しておかなくてはいけませんが、万が一会場に滑り込みセーフで汲んでいる時間がないときのことを考えて、500ml.のペットボトルに水を入れて持って行きました。実際水場もかなり込んでいたようなので、少し重いですがお勧めです。

◎万能バサミは2年前の課題がアルミ板を加工するというものだったので、ホームセンターでしっかりとしたものを用意しました。それと一緒に普通の紙切りバサミも用意しました(試験監督の方は何もいいませんでした)。課題の材料がケント紙だったので、ほとんど紙切りバサミを使いました。

接着剤は絶対速乾性のものがいいです!!実際、残り5分で慌てて貼り付けの作業をしたときはその速さに感動&感謝しました。使ったのは速乾性ボンド(白いボトルでキャップが赤いやつ)です。さらっとしていて扱いやすいし、強めに押さえてちょっと待つだけで固定できて便利です。

クリップはカルトンに画用紙を固定するために使うので、目玉でクリップでも折りたためるクリップでも使いやすいものなら何でもいいと思います。ちなみに私は立体の作業中に糊付けが剥がれないようにするためにクリップを使いました。ものは使いようです。

セロファンテープは補助的にしか使ってはいけないものなので、ごく普通のセロファンテープでいいと思います。いちおう張って剥がせる粘着力の弱いものも用意しましたが、ほとんど使わなかったような…。

カルトンはB3で十分でした。私は授業で使っていたカルトンを持っていったのですがサイズが倍のものだったので狭くて使いづらかったです。安定して描けるという利点はありましたが。

 

時間配分は以下の通りです。

9時  集合

9時20分〜11時50分  描画

12時00〜12時55分  お昼休み

12時55分〜13時10分 材料や問題用紙の配布、説明など

13時10分〜14時40分 立体

 時間に関しては、描画はもっと短くても、立体はもっと長くてもいいと思いました。特に立体の90分は短い!!すぐにアイデアをまとめないと出来上がらないうちに時間になってしまいます。実際、条件の点数を作れずに終わった人もいたみたいです。

 描画も立体も、試験開始から30分までと試験終了10分前からは退室を認められていませんが、それ以外の時間でも誰も退出しませんでした。

 

 出題された課題をそのまま下に書きます。

 

  第1問  描画

 解答用紙に、与えられた洗濯物干しハンガーと軍手を次にあげる条件のもと構成し、鉛筆、色鉛筆と水彩絵の具を全て使って描きなさい。

@    2つのモチーフは机上に配置し、同一画面上にレイアウトすること。

A    ハンガーの洗濯ばさみに軍手を挟んでもよいが、ハンガーの構造がわかるような形で配置すること。

B    ハンガーの色は配られた色または任意の色に着色してもよい。

C    解答用紙は縦、横位置どちらでも使用可とする。

 

第2問  立体

 与えられたケント紙(四つ切2枚)のほぼ全てを使用し、次の条件で立体を作りなさい。

@    20×20(cm)の台紙をつくる。

A    5つの立体物を展開図をつくったうえで作成する。

B    5つの立体物は3つの種類とする。

(例えば、サイズが異なる2つの円すいは、1種類の2立体物とする。)

C    @で作った台紙の上にAの5つの立体物を組み合わせ、立体構成する。

D    面同士の接合は、展開図の段階でのりしろをつけ、ボンド等で行うこと。ただし、補助的にセロファンテープを使用してもよいが、外観上セロファンテープは見えないようにすること。また、台紙と立体物の接合においても、ボンド等で行い、補助的にセロファンテープを使用してもよいが、外観上セロファンテープは見えないようにすること。

E    制作した立体の正面の方向を記すため、台紙に矢印を書き、併せて受験番号を記載すること。

 

 

 描画は、本当に洗濯干しハンガー(下着を干すような円形でピンチが10個程度の小さいもの。青色。)と軍手(片一方)が全員に配られました。(試験後のハンガーの行方が気になります。)机の上に条件をクリアするように配置したらどんどん描きます。いつも描いているように描いたらいいと思います。中には「美大出身か!?」というような絵を描く人がいましたが、人は人、自分は自分、リラックスして描いたらいいと思います。背景は…描いている人はほとんどいなかったように思います。私も描きませんでした。(でも何かの上に置いている感じを出すために影は描きました)。彩色はほとんど人が現物どおりの色にしていましたが、ピンクで塗っている人もいました。解答用紙は隅に受験番号を書く枠があるので裏表がすぐに分かります。横位置で書いている人がほとんどだったと思います。

 試験が終わると別室に絵を持っていきます。全員で試験監督の後についてぞろぞろと移動して、机を何台もつなげて置いてある部屋にどんどん並べていきます。このときに他の人の作品をざっとですが見ることが出来ます。(私は軽く凹んだ…。)

 元の部屋に戻って修了、お昼休憩になります。この時間で絵の具などの片づけを済ませ、次の立体で使う道具を用意しておきます。

 

 立体は、アイデア勝負です!!丁寧な作りより、いかに面白いものが作れるかがポイントだと思います。

 問題文を見てもらうと分かるように、作るものは「立体物」と言っているだけで、幾何学的な立体を作らなくてはいけないなどとはどこにも書いていません。しかし、例として「〜2つの円すい〜」と書いてあるのをみて、多くの人が騙されてしまったようです。私も最初は同じように円錐を作るべきかなと試行錯誤をしていたのですが、コンパスもない状態で出来るわけもなく、「引っ掛けだ」と気づくまで5分位無駄にしてしまいました。

 結局、サバンナを駆けるゾウを作ったら面白そう!と思い立って、デザインの授業で作ったペーパークラフトの作品(それがゾウだった)を思い出しながら作りました。あと、藪に見立てた立体を2つと、自分でもよく分からない三角錐を2つ作り、台紙に貼り付けて完成させました。しかし、時間を10分長く勘違いしていて、試験監督の方が「残り10分です」と言われてものすごく慌てました。それでも速乾性ボンドのおかげで無事に接着出来てほっとしました。

 周りの人のほとんどは幾何学的な立体の構成でしたが、目を引いたのが、透かしの入ったお城です。尖塔もあって、遠目からでもとても綺麗でした。

 最後に、出来上がった作品に見る方向を示す矢印と受験番号を書いて、作品は机の上に置きっぱなしにして帰りました。

 

 

 

2次試験

 

1次試験の合格発表は811日でした。封書で結果は送られてくるのですが、ホームページでも同日10時から受験番号のみ公開されるので、そちらを見て結果を知りました。

1日遅れで封書が届き、表が合否通知で、裏が受験票になっていて、証明写真を貼る欄と2次試験の日程が書かれていました。

 

 

《試験対策・2次試験》

 

@筆答(記述式)

実は受からない可能性のほうが高いと思っていて、結果発表まで2次対策はしていませんでした。

合格を知ってから慌てて中学校学習指導要領(美術科)の解説編を読んで(今思うと決して熟読とは言えない…)、「中高美術の頻出問題」を一通りやり(もちろん記述式の問題だけ)、学習指導要領の部分を重点的に繰り返しました

 今思うと、もっと学習指導要領を暗記するぐらいに勉強して、学習指導案にも目を通しておくべきでした。もともと大阪府は指導要領・指導方法重視なのは分かっていたはずなのですが…。それに、とある掲示板に「大阪府は指導案の問題が出るらしいですよ」という書き込みがあって、「だったら目を通しておこうかな」と思いつつ、問題集が終わらなくて手が回らなかったことに心底後悔しました。

 受かる・受からないは別として、端から受かる気で1次試験が終わり次第2次対策を始めておくべきです。

 

A面接(集団面接、個人面接)

 まずは面接個票について。

 これが2次の筆答試験の直前に配られるのですが、でかい!!1次試験のエントリーシートがお子様に見えるほどに記述欄があります。サイズはA3で、左半分の上4分の3は証明写真を貼ったり、名前、住所、経歴を書く欄になっています。

残りの4分の1は記述欄になっています。質問は

「あなたが、教員を志望したのは、どのような理由からですか。また、あなたのどのようなところが教員に向いていると考えますか。具体的にお書き下さい。」です。

右半分は4つの欄に別れています。上から大体12分の412分の4、12分の312分の1の割合で欄が設けられています。内容は上から

「これまで、最も貴重な経験になったと思われることは何ですか。具体的にお書き下さい。」

「教員として子どもたちと接していく上で、大切だと思うことを具体的にお書き下さい。」

「特にアピールしたいことがあれば、具体的にお書き下さい」

「部.クラブ活動歴(体育系)(文化系)、指導できる部.クラブ活動(体育系)(文化系)」

となっています。

罫線も無いフリースペースなので本当に何をどれだけ書いていいのか分からなくなります。

ちなみに私は、教員志望の理由に中学校時代の美術との出会い、最も貴重な経験に教育実習、子どもたちとの接し方に真剣さ、アピールには教員になったらやってみたいと思っていることを書きました。(詳しい内容の公開は…後悔しきりなのでご勘弁を。)前日の夜遅くに書き上げて、翌日早起きして清書しました。2枚重ねの感圧紙だったのですごく気を使って書きました。

面接そのものは筆記とは打って変わってほとんど心配していませんでした。というより手の打ちようが無くて開き直っていたような感じです。ただ、事前にネットで2次の面接の様子が分かるような体験記を探して大体の雰囲気を掴むようにはしていました。あと、面接官によっては圧迫面接(わざと腹の立つような質問をしたり、細かいところを突っ込んだりするような面接)であるという噂も聞いていたので、とにかく相手に乗せられて腹を立てたりしないように気をつけるようにしました。

 

 

《試験の様子・2次試験》

 

@筆答

 9時に試験会場に集合でしたが、ちょっと駅から離れていて不安だったので早めに行きました(確か8時半くらいには着いていた)。教室に入るまでの手順は1次試験と同じです。

 服装はポロシャツにパンツでした。(そのまま実家に帰る予定だったからです。)9割以上の人がスーツだったように思います。もっとラフな人が多いと思っていたので意外でした。

 時間になるまで教室で「中高美術の頻出問題」を見ていました。周りにも何人か同じものを使っている人がいたのでちょっとほっとしました。

 時間になると皆勉強道具を片付けました。まず、試験監督から試験についての注意があり、1次試験と同じように80円切手を集めました。(今度はほとんどの人が持ってきていた。)その後「面接個票」(詳しいことは試験対策のところで述べたとおりです)が配られ、それをしまってから問題が配られました。このとき問題用紙らしきものが1枚、解答用紙らしきものが4配られ、その時点でかなりいやな予感がしました。

 試験開始は920分で回答時間は90分です。

 以下に問題文を全て書きます。

 

 @中学校学習指導要領(平成1012月告示)第6節美術における第2各学年の目標および内容〔第1学年〕を踏まえ、次の問いの1,2に答えよ。

 

  1 A表現について、(1)絵や彫刻などに表現する活動を通じて、及び(2)デザインや工芸などに表現する活動を通じて、それぞれ指導する点を述べよ。

 

  2 B鑑賞の活動を通じて指導する2点について述べよ。

 

 

 A右の作品は、ある生徒の「交通安全ポスター」制作の過程である。今後、コピーとなる文字を入れ、完成に導く予定である。この段階でその生徒にアドバイスをし、より満足できる作品に仕上げたい。本作品に対する指導のポイントを述べよ。

 また、学習指導要領A表現(2)で「ポスター制作」を扱う場合に生徒の気持ちを引きつけ、制作意欲を駆りたてるような題材設定や指導方法が必要となるが、あなたが「ポスター制作」を指導する上でのポイントも含め、導入の授業(2時間)における指導案をかけ。

 なお、実施学年は第2学年とする。

 

 

 B生徒の立体感覚を育成することをねらいとした授業の指導案を書け。ただし「図法」「立方体」「立体構成」の3つの単語をキーワードとして使い、指導時間数は4時間とする。

 

 解答用紙は問@に1枚、問Aの前半部分に1枚、後半部分(指導案)に1枚、問Bに1枚で割り振られていたと思います。枠と問題の番号だけが書かれているような自由裁量の大きい解答用紙でした。指導案の解答用紙については時数、学習内容、指導のポイント、備考の欄が横に4つ並べられていて、自分の好きなところで横に線を引いて時数を分けるように出来ていました。

 記述していてまず問題だったのが、問@です。学習指導要領をおぼろげにしか覚えていなかったので、かなり口から出任せで書いてしまったように思います。解説編まで覚えろとは言いませんが、せめて本文だけは覚えておくべきだと思いました…。

 指導案2本を書くのは本当にしんどかったです。実際時間が足りずに問Bの備考欄を全て埋める前に時間が来てしまいました。試験対策として簡単な条件の下で短時間に指導案を書く練習をするべきだと思います。とにかく書き慣れておくことが肝心です。もちろん尽くせるだけのことはしましたが、自分の勉強不足には本当に後悔しました。

 

 

 

A面接(集団面接、個人面接)

 面接の様子

会場である府立労働センターに時間前に余裕を持っていきました。集合時間は1420分でしたが140分には到着しました。行く道で既に面接を終えたらしき人とすれ違って、ちょっと緊張しました。

書き上げたばかりの面接個票を労働センターのカウンターで110円でコピーをお願いしました。これは前日までには終えておきたいものです。その後時間に余裕があったので1階の喫茶店で遅い昼食を簡単に済ませました。コピーを見直してもう一度間違いがないかチェック。

14時に6階の会場に向かいました。しかし集合時間(1420分)まで部屋に入ることすら出来ず、エレベーターホール付近で50人くらいがぞろぞろと待っているような状態でした。 

その間にもう一度面接個票の読み直しをして、ちょっとおかしいところを直しました。

書き物が出来るスペースは、エレベーターホールには小さな机が1つあるくらいですが、喫煙室が用意されていてそこには長机と椅子があったので、そこで修正をすることが出来ました

 時間になると校種・教科別に順に呼ばれて部屋に入ります。長机の上には名前と受験番号の印刷されたカードと名札が置いてあり、その場所に着席します。高校の技術科や小中共通の音楽など教科はばらばらで、大体1教科で13、4人程度が集められていたようです。(面接官の数に限りがあるためだと思います)

 テーブルの上には名札以外に面接の受け方を書いたボール紙と、調査票と、調査票に記入するコード一覧表がおいてありました。面接の受け方のボール紙にはグループ面接の部屋と個人面接の部屋の番号も書いてありました。

 全員の着席が済むと、簡単な説明があります。(というよりボール紙に全部書いてあるから自分でやってね、という感じ。)まずグループ面接(約40分)があってそのあと個人面接(約12分)があると説明されます。そして面接個票を回収し、時間があれば調査票に記入します。調査票は面接が全て終わってからも書くことができるので慌てる必要はありません。受験票は回収せず、机の端に置いておきます。(グループ面接の最中に回収される)

少しするとグループごとに呼ばれるので荷物を持って廊下に出て、決められた面接室の前で待機します。

しばらくすると中から面接官が入室してくださいと呼びにくるので入ります。私たちの部屋は狭くて、壁際ぎりぎりに椅子が並べられていました。入り口そばに荷物を置ける机が用意されているのでそこに荷物を置いて着席します。

面接官は3人で、2人が男性、女性が1人でした。進行係は男性で、和やかな雰囲気を作って下さっていてリラックスすることができました。

受験生の構成は現役大学生3人(私を含む。全員女性)、講師経験者4人(男性3人、女性1人)の合計7人でした。

進行係の方が「まず、自己紹介をしてもらいたいと思います。自分の受験番号、お名前と今日の元気度を教えてください。」(ちょっとみんなで笑う。)と言い、入室した順番(私は3番目)に自己紹介をしていきました。私は平凡なのはつまらないと思い「気持ちは100%ですが、緊張でちょっとお腹を悪くしてしまって…95%といったところです。ですが100%にしていきたいです。」と面接官に笑ってもらいました。(今にして思うと滑らなくて良かった…。)

自己紹介が終わると、椅子を半円になるようにずらして討論をしやすくします。そのあとで討論のテーマが与えられます。「討論のテーマは『今の子どもたちに何が欠けていると思うか』で、司会は置かずに、自由に意見交換をしていって下さい。時間は約25分で、そのあとそれぞれに質問をしたいと思います。それでは始めてください。」

ここからは面接官を完全にいないものとして話が進みます。具体的な内容は覚えていないのですが、まず全員が挙手をした順に子どもたちに欠けていると思われるものを述べていきました。頓珍漢なことを言う人やそれに反論する人などがいましたが、それに絡むようなことはせずに相手を尊重しつつ自分の意見も述べる(意見の押し付けはしない)ように気をつけました。

最初は遠慮がちに手を挙げながら発言する雰囲気だったのですが、次第に自然と相槌を打ったり、言葉を挟んだりしながら会話が出来るようになりました。話は自然と「子どもたちに欠けているもの」から「キレやすいということはどういうことか」という話題に変わってきて、むしろこの話題が中心になってきました。講師経験者は実際に現場でキレられることが多いということが会話の中で分かってきたので、私から「目の前で生徒がキレた時、どのように対処するように、またキレにくくなってもらうための心がけなどあったら教えてください」と質問を投げかけてみました。主題からちょっとずれるなと思いましたが、(実際そう言った。)これは本当に知っておきたいと思ったことだったので問題は無かったと思っています。この質問に講師経験者の4人は丁寧に答えてくれました。4人が答え終わったところで討論は終了しました。

椅子を元のように壁に寄せてから、改めて質問をされました。

 質問@「生徒がキレて、親を呼ぶことになったとき、何を心がけますか」

これは入室した順に言っていきます。

 質問A「子どもたちにこれだけは伝えていきたいものを簡潔に述べてください」

さっきとは逆の順番に答えていきます。

 答え終わると他の面接官に聞きたいことは無いか確認し、2人ともありませんということで終了しました。

 

 

退出後、先頭と2番目の人は控え室には戻らず、そのまま個人面接を行う部屋の前で待機し、3番目以降の人は控え室に戻って2人前の人が戻ってくるのを待っていました。

 自分の前の人が退出したらノックをして入室します。面接官は3人(全員男性)でグループ面接とはまた別の方でした。椅子は面接官のテーブルと向かい合うように1つぽつんと置いてあります(この構図は結構緊張します)。まず荷物を置いてから椅子に向かいます。

質問の内容は大体ですが以下の通りです。

 (私が椅子の横に立つ)

面「まずは受験番号とお名前をどうぞ」

私「はい、○○、△△です。よろしくお願いいたします」

面「どうぞおかけ下さい」

私「失礼いたします(着席)」

面「もうグループ面接は終えられたんですよね。グループ面接では何がテーマでしたか」

 私「今の子どもたちに欠けているものは何だと思うか、というものでした」

 面「そうですか、それでしたら、そのことをあまり尋ねないほうがいいですね」

 私「はい、ありがとうございます」

 面「さて、卒論は雲中供養菩薩の雲がテーマということですが、これはどういうことですか?」

 私「はい、雲中供養菩薩の乗り物としての雲が、来迎と同かかわっているのかを研究しています。また、現在の配置はばらばらで本来の形を来迎などと関連付けて考えていく予定です(もっと長く話したけど割愛)」

 面「なるほど、雲にも意味があるのですね」

 私「はい、雲に限らずいろいろなものに意味があります」

 面「さて、あなたは教員志望ということですがどうしてテーマが美術教育についてではないのですか」

 私「(内心、やっぱり聞かれたかーと思いつつ)はい、本当はそのような研究がしたかったのですが、私の所属する課程がゼロ免課程と呼ばれ、教員免許が無くても卒業できてしまいます。そのため選ぶことの出来る研究室に美術教育がなく、それでも鑑賞が大切と考えていますので、もっとも近い研究の出来る造形芸術学の研究室に入り、まず自分が見る力をつけるべきだと考え先ほど申し上げたようなテーマで研究しています」

 面「なるほど、ではあなたが教員を志望した理由を教えてください」

 私「美術を好きになったきっかけは面接個票に書いたとおりですが、最初は学芸員として鑑賞の面白さを伝えることは出来ないかと考えていました。博物館学などで経営の方法や研究について学ぶうちにもっと子どもと接したいと考えるようになり、それなら教員がぴったりではないかと思い志望しました」

 面「(ほう、という顔で)学芸員ですか。しかし学芸員でも普及活動などで接することが出来るのではないですか」

 私「(思った通りやー、と思いつつ)はい、確かに美術館や博物館ではワークシートやワークショップを通じて子どもたちと積極的に触れ合う機会を作っていますが、それは美術館のごく一部であって、中心となるのは研究や企画、広報などであって子どもが中心ではありません。私はもっともっと子どもと接したいと思っているのです」

 面「分かりました、さて突然なのですが、45歳のあなたはどんな風であるとそうぞうしますか」

 私「(この質問には本当に意表を衝かれた。というより中間管理職を見据えたなんとも露骨な質問やなー、と思わずニヤリ)そうですね…(ちょっと間)今まで考えたこともないですが、言えることは、おそらく落ち着いていないだろうということですね。(説明不足だと気が付いて)その落ち着いていない、というのはまだまだ勉強不足で自分の教育に満足していないだろうということです。もちろんそれまでの経験や技術といったものを使ったり、応用する力はある程度ついているとは思いますが、それで満足はしていないだろうと思います。」

 面「なるほど、ではあなたが教員に採用されたとしますね。その新採用の最初の1年であなたは何をしたいですか。」

私「まず子どもを良く見たいと思います。ただ観察するという意味ではなくて、今何を考えているのか、美術についてどう思っているのか等を知ることから始めたいと思います。もちろん技術を伝えたり美術について学んでもらうことも同時に行うのは当たり前ですが、まずよく見たいです」

面「わかりました、そろそろ時間ですので最後に言い残していること、言っておきたいことがありましたら30秒ほどでおっしゃってください」

私「(もう終わり!?と驚きつつ)はい、私は生徒と共に、美術に限らず様々なことを学びたいと人一倍強く思っています。また、生徒だけに限らず先生や地域とも真剣に向き合っていくつもりです。」

面「はい、分かりました。ありがとうございました。以上で面接を終わりにします。どうぞ退出してください。」

私「どうもありがとうございました!」

 

礼をして椅子を離れ、荷物を持って退出しました。その後控え室に戻り、つけていた名札を返して、調査書の記入漏れがないか確認してから帰りました。その時点で4時くらいだったと思います。

面接は始まってしまうとほとんど緊張することなくむしろ面接を楽しんで終始ニコニコしながら受け答えできました。やたらのびのびと受けていた感じです。自分の中心にある考えがはっきりしていればどんな質問にも答えられると思いました。

 

 

むっちゃ長い文章に付き合ってくれてどうもありがとうございました。

まだ試験結果が出ていないので、参考になる体験談だとは言えないので申し訳ないのですが、ちょっとでも活用していただけたら嬉しいです。

来年大阪府を受けるという方、頑張ってください!!(←受かる気満々(笑))

 

下はおまけの問題です。1次試験の教科専門(美術)の問題です。

@次の各文はデザインの表現技法についての説明文である。A〜Eの説明の技法名をそれぞれ下のア〜ケのいずれかから選ぶ場合、正しい組み合わせはどれか。15から1つ選べ。

A はじめにろうやクレヨンで絵や図柄をかき、その上から多めの水でといた水彩絵具で彩色する。

B 凹凸のあるものに紙を当て、上からクレヨンや鉛筆でこすり、形を映し出す。

C 画面に紙や布などをはりつけて図柄をつくる。

D 紙の上に絵具を落とし、紙面を傾けたり口で吹いたりして図柄をつくる。

E 金網を紙面から10cmぐらいはなし、上から濃いめの絵具をつけたブラシでこする。型紙を置いたり操作を繰り返したりして表現を工夫する。

 

  ア コラージュ   イ デカルコマニー  ウ バチック

エ スタンピング  オ フロッタージュ  カ モンタージュ

キ スパッタリング ク ドリッピング   ケ マーブリング

 

ABCDE

   1  ウオアクキ

   2  ウカキアエ

   3  イオカケウ

   4  エアウケオ

   5  イアオクケ

 

 

A次の各文は、平成13年に施行された「文化芸術振興基本法」に基づき平成1512月に閣議決定された「文化芸術の振興に関する基本的な方針」での「学校教育における文化芸術活動の充実」の項の抜粋である。文中の空欄A〜Eに、それぞれ下のア〜シのいずれかの語句を入れて各文を完成させる場合、最も適切な組み合わせはどれか。15から選べ。

 

      初等中等教育から高等教育までを通じて、( A )、伝統、文化理解を深め、尊重する態度や、文化芸術を愛好する心情などを涵養し、豊かな心と( B )を持った人間を育てる。

      ( C )などを活用し、積極的に、文化芸術に関する体験など文化芸術に関する教育の充実を図るとともに、優れた文化芸術の鑑賞機会の充実を図る。

      子どもたちに対する文化芸術の指導を行う( D )を図るとともに、各教科の授業や部活動において、優れた( E )の芸術家や文化芸術活動の指導者、文化財保護に携わる者等が教員と協力して、指導を行う取り組みを促進する。

 

  ア 教員の資質の向上  イ 鑑賞の授業  ウ 総合的な学習の時間

エ 視聴覚の時間    オ 社会人活用  カ 古典芸能

キ 文化芸術活動    ク 感性     ケ 創造力

コ 地域        サ 歴史     シ 技能

 

    ABCDE