【授業】
ガキどもっつーのはおもしろい。
俺様が「この問題わかるひとぉ〜」なんてことを授業中にいうと、「パッ!」と手をあげる子が必ずいて、次第次第に手をあげる子が出てきて、最終的にはクラス全員のガキどもが手をあげる。
おおっ!何て優秀なんでしょう!さすが俺様のクラスの子である!(爆)
で、普段目立たない最後の方に手をあげた子に答えを聞いてみる。すると「わからない!」といって、口を貝のように閉ざしてしまう。
コイツはみんなが手をあげているから、「ぼくも手をあげなくちゃ・・・」という気持ちになったに違いない。
きっと、おそるおそる手をあげたのだろう。
俺様は未熟なので「どこがわからない?どのへんがわからない?」なんてことを、みんなの前で聞いてみた。
その子はずーっとうつむいたままだったが、しばらくして「わからないところが、わからない・・・」と。
きっと、コイツは何を言っていいかわからなかったし、何を聞けばよいのかもわからなかったのだろう。
その時に俺様も気がついたね。俺様にも、こんな経験があったことを。
胸が「キューッ」と熱くなって、のどに飴玉が詰まったようになって、身動きがとれない。
だって、わずかにでも動こうものなら、まばたきをひとつしようものなら、たまりにたまった涙が下に落ちて恥しくてしかたがない。
だから下を向いて動けないんだよ。
それにしても、コイツは勇気がある。昔の俺様と違い、口を開いて「わからないところが、わからない」と言えたのだから・・・・。
俺様はできる子の気持ちはわからないが、できない子の気持ちはわかるつもりだ。
だから、できないままに成長させるのは他のやつらより、上手いはずである。(プププッ