青年期〜Part4
(水商売は大変だ!其の一)



そろそろ俺様もマジメに仕事をしなくては・・・

お金がなけりゃ、
家賃も払えない、ゴハンも食べられない、女とホテルにも行けやしないし、バイクだっていじれない。

バイクにRPMのショート(バイクのマフラー)も入れたいし、チョット跳ね上がっているテールも入れたい。
他にも、チンチラ、ムートン、金華山、シート、ピヨピヨ、風防、旗棒、電子ホーン、ゴッドファーザー、
サスも入れたいし、ゼントもしたい、邪道なポイントカバーもつけたい
言い出したらきりがない(涙)


あっ。あと、刺繍入り作業服も新調したい(核爆)


ごめんなさい、皆様。何のことかわからないですよね(^^;;;


とにかくアルバイトがしたいのであるが、まだどうしても年齢という壁にぶち当たってしまう。
もう、こんな俺様でも16歳なのでアルバイト雑誌を見れば仕事が無いことはない。

マク○・ナルド、時給450円〜
ファミリーレストラン時給550円〜
(当時)

おいおい、困るねぇ〜
こんなにタイトな俺様に一時間をこんなギャラで働かせようなんて・・・

かつ揚げしたほうがよっぽど金になるし、時間も短いじゃないの!
もちろん、自分より弱そうな奴を見つけて・・・
(押忍!自分は汚れきっております。ドロンコであります。)

しかし、当時は友人の何人かが恐喝や傷害でパクられ、別荘送りになっていたので
怖くて、そんなことはできない。
その前に1人じゃかつ揚げなんてできない。
だって臆病なんですもの。

あと、当時は保護観(保護観察処分)がついていたので次にパクられたら後がない。
洗面用具を持って、お泊りの準備をしなければならないのはチョットつらい・・・。


だって、あしたのジョーに出てくる「マンモス西」みたいなのがいたら困るじゃん!


そういうわけで、俺様は真っ当な仕事に就くことにした。エライ!
でも、時給450円はチョイきつい。
年齢が18歳以上であれば、650円から750円は貰えるのに・・・

あっ。

年齢ごまかしちゃえばいいじゃん。

メチャクチャおりこう!
この発想はドクター中松を超えている

そうと決まれば仕事はいくらでもある。
今と違い昔はアルバイト雑誌などは辞書のような厚みがあった。
すなわち、仕事がいっぱいあったのだ。
(バブル経済期)

もちろん、検索方法は職種からではなく、時給の多い所から探す。
とにもかくにも高収入とかいう項目の所から探したと思う)

土木作業員、夜間警備員、引越し補助・・・などなど。
どれも、きつい仕事ばかりである。


とてもじゃないが、俺様の肉体では倒れてしまう。


おおっ!時給750円〜850円、ウェイター、17:30〜5:00(実働8時間)
探せばあるじゃないの!

実に、おいしい(^^)

ウェイターでこれだけのギャラが貰えるならば申し分ない。

決定!

さっそく面接に行った。


店長:君は年いくつ?
わんこ:18です。

店長:本当に?高校生なんじゃないの?
わんこ:高校生なら夜に働けないじゃないですか(笑)

店長:干支は?生年月日は?
わんこ:○○です。(もちろん、あらかじめ尋ねられるのを想定して用意済み)

店長:明日、身分を証明するものを持ってきてね。
わんこ:(’◇’)ゞラジャ

店長:ところで君は芸とかできる?
わんこ:はぁ?芸ですか?ゲイではないですし、芸もできないです。
     山下きよしのモノマネなら少々。

店長:あははは・・・あっ、そう。じゃあ、明日からレッスンをはじめるから1時間早くきてね
    そうそう、明日から君の名前は「伸二」ね。新人だから「しんじ」

わんこ:はぁ?はぁ・・・



なんで、ウェイターなのに源氏名がつくの?
なんで、ウェイターなのにレッスンがあるの?




話がちがうじゃね〜かよ!



どうやら、ココはショーパブだったらしい。
16歳で源氏名を襲名され、ショーパブで働くことになろうとは・・・

俺様もなかなかのかぶき者である。


みなさんも職探しには十分に注意し、仕事内容を電話等でしっかりと確認した方が良い。




++ 翌日 ++


店長:伸二には、少年隊と松田聖子をやってもらうから。


げっ!


当時、少年隊の「仮面舞踏会」や「君だけに」などという歌謡曲が流行していた。
また、俺様は器用にバック転やバック宙ができたので、少年隊の東山の役をやらされた。
しかし、納得がいかない・・・。
なぜ、俺様が化粧をし、人前で松田聖子の「赤いスイトピー」を歌わなければならないのか・・・




わんこ、16歳にして唇に紅をひく・・・





ここの店は基本的にショーパブなのであるが、ちょっと一風変わった所がある。
客が女性客しかやってこないのである!
男性客がやってきても店長が追い返してしまう。
さらに、平気で未成年の女の子を店に入れてしまう。

さらに、さらに言うならば、我々は接客もこなさなければならないのである。


これって、ホストクラブ?


まぁ、ホストクラブとまではいかないが、なんちゃってホストクラブのようである。

とはいったものの、俺様は幼い16歳。指名などかかろうはずもない。
(顔は不細工だし・・・涙)

指名がかからないので、ウェイターであるはずなのに、カウンターバーでカクテルを作り、
厨房でピザを焼き、枝豆をゆでる毎日である(苦笑)
表に出る機会があるといったらショータイムの時ぐらいである。


1番つらかった出来事というのは、お酒を飲まされることである。
ちなみに俺様はお酒が苦手(^^;;;
客と従業員との間で盛り上がりに欠ける時はいつも俺様がかり出される。

そして、お決まりの一気飲み!

客の所へ冗談でカラの中ジョッキを持っていき、「いただきま〜す(^^)」などと言おうものなら
本気で客はジョッキにブランデーをなみなみと注ぐ。


それも表面張力まで使って・・・




こんな所で理科の実験などして欲しくない・・・




周りの従業員も俺様が飲み干せば、客が新しいボトルを入れてくれるので
もちろん、一気コール!!




翌日には、
中ジョッキにマジックで「伸二専用!」と大きく書かれていた。





たのむから、油性で書くのは許して欲しい・・・





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