青年期〜Part5
(水商売は大変だ!其の二)



だいぶ仕事にも慣れ、カマーバンドも似合うようになり?、
気がつけば1人でアイラインもひけるようになっていた。あはは・・。
また、全くアルコールを受け付けない体も毎日のように酒を飲んでいれば、次第に体も順応していくものである。
まぁ、毎日仕事が終わると吐いていたけどね(^^;

さらにこの頃には不細工な俺様にも客が少しずつ、つくようになり接客も頻繁にするようになっていた。
もちろん、天命によりおいしい思いなど一つもなかったが(涙)
隣がラブホだっていうのに・・・


そうそう、誤解のないように言っておくが、化粧をしてステージに立つといっても
決して俺様が美形だったからではない。
明らかに、お笑いネライである!








だって、髪型は・・・





リーゼント?(汗)

リーゼントじゃん!(核爆)

こんなヘアースタイルじゃ無理、無理だよぉ〜
(当時の気が付かない俺様のバカァ!)





話はとんでしまうが、このなんちゃってホストも半年で終焉を迎えることになる。

ある日、いつものように俺様が客にベロンベロンに酔わされているときの出来事である。

客の1人が、「しんちゃんの仮面舞踏会が見た〜い(はぁと)

ふふっ・・・俺様の藤井隆ばりのダンスが見たいのか?




惚れるなよ!
などと思いながら、「じぶん、○○さんの為に命がけで歌わせてもらいます」と・・・

しかし、足取りは(゜゜)〜フラフラァ
でも、ギャルに良い所を見せたいのは男の性!
わき役二人を連れ、ステージにあがる。

カラオケが始まり、踊る、歌う、客に熱い視線を送る。
もちろん、その時ナルシスト!

そして、最後に伸二(東山役)のバック宙で曲が終わる。



はずだったのであるが、ゴキッ!着地失敗!



足が曲がってはいけない方向に曲がっている!


痛い、べらぼうに痛い!
「お母さ〜ん」と山に向かって叫んでしまうぐらいに痛い。

足はパンパンに腫れ、真っ赤になってる。


のにもかかわらず、店長から


「しんじ〜、フルーツサラダのオーダーが入ったから作ってくれよ!」と・・・


コイツに赤い血が流れているとは、微塵にも感じられない!


おいおい、客といちゃつく暇があったら救急車ぐらい呼べよな。
明らかに骨が折れているじゃないか!

仕方がないので、フルーツサラダを作り、折れている足を引きずりながら病院へと向かった。
途中、タクシーを使いました(^^;

案の定、病院の医師から「足の骨が二本折れていますね」と・・・


ここからが、この話のクライマックス!!

この後、衝撃の現実を目の当たりにする。





俺様は、健康保険証を持っていないのである。




あるわけない。
バイトなんだし、年齢ごまかしているし、リーゼントだし、
これじゃオーバーステイしている外国人みたいじゃないか!

もちろん、蓄えなどありゃしない。
江戸っ子は宵越しの銭は持たねぇ〜んだよ!
(神戸生まれです・・・汗)




どうしよう?




店じゃ前借もできないし、高額なお金を貸してくれる友人などいるわきゃない。
消費者金融も年齢的に無理がある。
とにかく、歩けないから早急に現金が必要なのである。
にっちもさっちも行かなくなってしまった・・・



しかし、1人だけ、1人だけ、
快くお金を貸してくれる人がいる。

そう、1人だけ快く病院にお金を支払ってくれる人が1人だけいる・・・




母親である。




いま、世の中で1番頼りたくないのが母親なのであるが、1番頼りになるのが母親なのである。



くやしい、すっごく悔しい! くやしくて、くやしくて仕方がなかった。



【電話】

わんこ:「お母さん・・・足の骨折っちゃった・・・お金貸してくれよ」

母:「どこの病院なの?今から行くよ。」

わんこ:「池袋・・・」


午前二時ごろの出来事・・・




どうやら、お馬鹿な16歳の俺様では、まだ社会を1人では生きていけないようだ・・・








また、読むの?         最初から読み返しておけ!(爆)         転換期へGO!



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