定時制期〜Part1(試験ってあるの?)


紆余曲折を経て、また最終的な動機はどうであれ
二十歳で高校に進学することを決めた。
忘れかけていた、人に笑われ悔しいと思う気持ちを
もう一度思い返してみた。
悪くない・・・・ふつふつと気合がみなぎってくる。

さてさて、気合がみなぎってくるのは大変に良いが


高校ってどうやって入るの?


これが全くわからない・・・。
とにかく近所の高校に電話してみよう!

わんこ:「すみませ〜ん、学校に入って勉強をしたいのですが?」
事務員(たぶん):   「もう、試験は終わりましたよ」


はぁ?


試験ってもう終わってんの? まだ、2月の始めだぜぇ!
学校って4月から始まるんじゃなかったっけ?
全く俺様の頭の中には学校側の都合など微塵もない

おいおい、その前に試験ってなんだよ!
定時制高校に試験ってあるの?

大問題である!

俺様はなんと試験などというものは中学校1年生の期末試験以来
ずーっと風邪をひいて棄権しているのである
(試験前日になると高熱を出すんです・・・汗)

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まぁ、よくよく話を聞いてみると4月のあたまに二次試験があるというではないか
ならば、その試験に挑戦してみようということになった。

当然、俺様ほどのレベルのかぶきものになると試験勉強など不要である。
というか、勉強の方法がわからないから入学がしたいのに
入学する前に試験があるとは困った話である。
試験勉強の方法がわかるのなら入学なんか考えね〜よ!

とまぁ、自分の都合のいいように屁理屈をこねながら
俺様は試験勉強というハードルをみごとクリアしたのである
(諦めただけです)

まさに今思えば、教師に向けての第一ステージクリアであった。


ドラゴンクエストならレベルがぐらい上がり、魔法が使えてもいい頃である


それほどの成長である。




さて、試験当日!

俺様は二次試験なので(国・数・英)の三科目を受験することになった(面接もあったよ)
(注:公立の試験です。また、一次試験は内容が異なります。詳しくは「定時制高校のすすめ」で紹介します)

試験の内容というのは定時制オリジナルバージョンであり、かなりレベルが下げてあります
(入学後に聞きました)


とうとう始まる
数学からの試験開始である

「はじめっ!」という掛け声と同時に問題用紙をめくった






第1問   3x-6 を因数分解しなさい








はぁ?








「因数分解」←この字なんて読むの?

「数」、「分」しか見たことない・・・







これって、中国語かな?







お間抜け極まりない。問題文自体読めないのである。
当然のことながら問題など解けるはずもない。

この時点で俺様の偉大な実力に皆さんは驚かされたであろう。
よって国語および英語の試験内容の紹介を割愛したい。



筆記試験が終わり、面接が始まる

面接は俺様にとってはじめてである(バイトの面接ぐらいはあるけど)
よって面接の常識を全く知らない。
面接時に臨んだ服装と言うのは、フェイクファーのコートに黒の皮のパンツである。
ほとんど浅草あたりにいる(東京の下町)ホストの兄ちゃんである←三流ホストといいたい
まわりを見渡しても、私服の子は何人かいるがほとんど制服である(当然だよね)

とりあえず、試験の終わった教室で面接の順番がくるまで待機なのであるが、
気合の入っている俺様は受験の緊張感をとこうとはしない。
周りの人間にガンのくれまくりなのである(睨みつけるってこと)
なぜなら、俺様が合格するためには周りの人間が邪魔だったからである。

もし、合格した奴がいても自主的に棄権をしてくれるように瞳で勧めたのである
あくまでも自主的にである!


まったく、成人しているのにもかかわらず、大人げがない・・・
自己中心的もここまでくれば立派である



とうとう俺様の順番がきた!



先生:君は何故この学校を志望したのかな?       
わんこ:家が近いし、夜に給食が出て一食分助かるからです
(本当にこう答えました、素直な方がいいと思ってハハハ・・・)

先生:君はこの学校に入学したら、どんな勉強がしたい?
わんこ:字が読めないので字を教えてください         

この時の俺様の笑顔は、藤原紀香でさえ霞んで見えただろう

先生:あははは・・・わかりました!


えっ?「わかりました」ってどういう意味?心配になるじゃね〜か!


++ 試験終了 ++



合格者発表日   ○○○○番 わんこ (合格!)

当然の結果である。
俺様を入学させなかったら、未来の日本の教育界に大きな損失を与えるところだったからね。



ちなみに受験者全員合格していました(笑)




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