定時制期〜Part4
(夜間高校生のお仕事探し)



夜間高校の授業は殆どの学校で、夕方の5時半ごろから始まる。

夜間高校というと生徒は皆、昼間に働き、夜には勉学に励む苦学生というイメージがあるが、
俺様の過ごした学校には苦学生など皆無である。

皆、学費は親に支払ってもらい、昼間は小遣いをもらい遊び放題!
遊び銭が足りない時にバイトでもするというところだろうか・・・

もちろん、少数だが生活的に困難でなくとも、自分で学費を稼ぎ出しているものもいる。
まったくぅ!
どういう教育を受けてきていたんだ!

今時の夜間高校生らしくないじゃないか!(笑)


まぁ、俺様はというと学費を支払ってくれる親がいなかったので仕方なく自分で稼いで払っていたのであるが、
親がいるものなら、骨の髄までしゃぶりついて、そのままスープのダシまでとってやるところである。

えっ?
経済的な自立は必要だって?

バカヤロウ!
俺様は吸い取れるものはトコトン吸い取りまっせ!
それも、骨の髄までチューチューと。
しかし、経済的に支援してくれる人間がいないんじゃ仕方がない・・・


でも、当時は20代前半・・・遊びたいお年頃なのよ。
月々8000円(当時)の学費を払うのもイヤなんだよね。
8000円あれば、昼サロなら二回行けるぜぇ〜♪それも、指名料込みでさ(^^;




おいおい・・・
俺様の20代前半って遊び方を間違えていないか?





志高く夜間高校へ入学したは良いが、勉強などやる気には全くならないし、
自分が学校に行っている時間を拘束されるというのがバカらしくて仕方がなくなるもの。

入学してしまえば、入学する前の大切な気持ちを忘れてしまいがちになるものだね。
挙句の果てには自分で授業料を払うわけでしょ?


やってられっか!


「学校なんて辞めてやる!」と何度も思ったのであるが、月々8000円で夕飯が食べられるのは捨てがたい。
それも栄養バランスが完璧だし。
吉野家の牛丼と駅前の立ち食いそば屋を交互に行き来している俺様としては、学校給食は大変に魅力的なのよ。






毎日毎日・・・






牛丼にちくわそば、牛丼にちくわそば、牛丼にちくわそば、牛丼にちくわそば・・・・







俺様の命を繋いでいるのは学校給食かもしれない(爆)







とうぜん、学校を辞められるわけがない(^^;;;


しかし、どうしても学費は後回しになっちゃうんだよね。
といいますか、当時の心境としては払う気持ちがないんだよね(^^;
だから、いつも学校の事務室から校内放送で呼び出されて、事務のおばちゃんから

「あんた、いいかげんに金払いなよ!」


と脅迫された記憶が今も鮮明に残っている。
俺様の通っていた学校は4ヶ月間、学費を払わないと除籍になってしまうので、
俺様は持っていたJCBのカードでキャッシングをして、目を充血させながらお金を払ったものだ。
(猶予届を出せば学費は待ってくれます。たぶん・・・)

少しは計画性を持ってお金を使わないとダメね(苦笑)


しかし、当時はみんなが羨ましかったなぁ〜
皆は実家から学校へ通うわけでしょ?
家賃や光熱費や食費の心配をしなくても良いし・・・
お小遣いまで貰っちゃう、お嬢ちゃんやお坊ちゃんまで存在する(嫉妬)


俺様はそんなわけにはいかないので、生きるためのお金を稼がなくちゃならないのよね(涙)

しかぁ〜し、ココからが本題なのです。
この夜間高校の授業の開始時間というのが、なかなかのクセ者。

俺様の通っていた夜間高校の授業開始時間というのは、17時25分。

学校へ通える時間に終わる仕事がないのよ・・・

もちろん、アルバイトではたくさんあるが、
正規の社員では学校に通える時間に終わる仕事が見つからない。

アルバイトだとチョットばかり生活がきつかったりするし、
俺様はわがままなので今までの生活レベルを下げたくない。
リッチな生活を送ってきた俺様がアルバイトをしながら細々と苦学生なんてできるわけがない。
(リッチな生活を送ってきたというのは、当然ですが大きなウソです)


やはりボーナスや様々な保障のある仕事に就きたいのよね。
でも、現実はそんなにアマアマではない。
17時頃に仕事が終了する職場などありゃしない。
殆どの職場は当然として残業があるし・・・

たとえ職場側に理解があり、仕事が見つかったとしても、
職場が学校の近くでないと移動時間を計算に入れなくてはならないので、授業開始時刻までに間に合わない。


アルバイトだとギャラが少ないし、社員だと時間的な関係で働けないし。



うぅぅぅ〜〜ん・・・
結局、お金があれば良いんだけど(-_☆)きらり


じゃあ、ギャラの良いアルバイトをすればいい。
夜の仕事にでもくりだすか?
いやいや、それじゃ学校に通えない。


肉体労働か?
いやいや、俺様の肉体ではお給料を貰う前に過労死してしまう。



と、困っていたところに夜間高校の友人(パチンコ店勤務)が、

「おまえ、パチスロで金を稼がねぇ〜か?」



バカ言っちゃ困るねぇ〜
俺様はギャンブルというギャンブルは散々やってきているのよ。
パチスロで飯を食おうなんて、それこそアマアマのシュガーベイブよ。
パチスロで飯を食おうと思ったら、相当な修練(研究)が必要なのに・・・


素人にとっては、パチスロ(パチンコ)なんて店に入った時点で負けよ。
わざわざ、金を捨てにパチスロを打ちに行くバカがどこにいるよ。


友人:「いやいや、俺が出る台を教えてやるから、お前は打つだけだよ」




えっ!
そんな、ジューシーな話があるの?





友人:お前は朝早くに店に並んで、台取りをして、打つだけだよ。
台番はポケベルで教えるからよ。


でも、これってイケナイ行為じゃ・・・な・・い・の?
いや、余計なことを考えるのは一切よそう。無知になろう。
とにかく先のことより、今日のゴハン。


で、翌日から早起きをし、開店(10時)1時間前までに店に並ぶことにした。
ココはパチンコ店の激戦地域でもあるので開店一時間前に並んでいても
まばらではあるが、スポーツ新聞や雑誌を片手に並んでいる人が目立つ。

しかし、朝早くから外にはいるが、健康的なんだか、不健康なのかわからない感覚に陥る。
周りを見渡しても、失業人間を隠し切れない輩でいっぱいである。
その中に自分もいると思うと、悲しみが止まらない(苦笑)

そろそろ、開店という時にポケベルが「ブルブルッ、ブルブルッ」と震える。

友人から、悪のメッセージだ。

液晶画面を見てみると「175ー5ー1」という文字だけが表示されていた。

「175」というのは台番であり、
「5」という数字は台の設定(この設定が高いと勝てる確立が高くなる。といいますか、勝てます)を表していた。
また、設定は1〜6まであり、4以上になると日当が出る。(4号機以上です)
当時の台は完全確立制であるので設定が4以上でないと、一日を通すと基本的には勝てないと考えられる。
(マニアックすぎてわからないですよね・・・汗)

そして、最後の「1」というのは、今でこそ存在しないが「モーニング」と呼ばれるオープニングサービスであり、
1000円(ワンゲーム)で大当たりがくるように仕組まれた店側のサービスである。
(現在は規制により無くなりました)
実際は目押しができればコイン三枚(一枚20円)で大当たりがきます。
今はコイン50枚を1000円で売られているので(正確にいうと貸してくれている)
三枚で大当たりがくるとしても、50枚買わないといけなくなる。
大昔は5枚を100円で売っていたんだけどね・・・

「1」はモーニングサービス有り。「0」はモーニングサービスが無し。と友人との間で決めていた。


話は飛んでしまったが、その指定された台が店内のどこに位置し、
機種は何であるのかはもちろん調査済みである。

本日、打つ台はパチスロ。機種は「NEWパルサー」

当然、「NEWパルサー」という台の、リーチ目からリプレイ外しまでの一通りは勉強済みである。
(残念ながら4号機からは技術介入の余地が少ない)


あとは命がけでその台を奪取し、プレイするだけである。


-- そして、開店 --

まるでバーゲン会場のように我先へと進み、台を確保する。
そして、軍艦マーチの音楽を合図にコインを三枚投入し、目押しをして大当たり!

フィーバーフィーバー!
大当たりが止まらない。
そりゃ、出るように設定された台に座って打っているのだから出て当たり前。
(客を呼び込むために高設定の台があるんです。こういう台を見せ台といいます)

結局、学校にも行かず閉店の23時までしっかりと打ち続けた。
その日の収穫はというと、ライター石セットを93個。

「へっ?なんでライター石を93個なの?」
なんていう、お子ちゃまな人はココを読んでいないだろう(笑)

とうぜん、パチンコ(パチスロ)といえどもコインを現金に両替することは法律で禁止されている。
だから、ココの店ではコインをライター石に交換し、
さらにそのライター石を現金に交換してくれる別のお店まで行くのである(笑)
地方によっては、ライター石ではなく「文鎮」だったりと様々なようですね。

その、ライター石93個を替場と呼ばれる両替所に持っていくと、
現金9万3000円と両替してくれるのである(爆)

ちなみに、そこの両替所は両替所の相手が見えなくなっており、男か女かもわからない。
入り口に小さな穴が(ライター石とお金を受け渡す程度の小さな穴)開いているだけである。
その穴の上には「受け渡し口を覗かないで下さい」と張り紙がしてある(ワラ
怪しさ山盛りである。


一日で1000円が9万3000円?
情報提供者の彼に数割のマージンを渡しても十分にお釣りがくる。



お・お・お・お・おいしい・・・・



当然、毎日のように仕事と称してパチンコ店へ通う毎日になる。
挙句の果てには自分ひとりでは、稼げる額が決まってくるので人まで雇うようになってしまっていた。
一人一人にポケットベルを持たせ、俺様は当時27万円もしたアナログ携帯電話で指令を出す。



しかし、俺様の人生は毎度のことではあるが上手くは運ばない。



半年後のある日、いつものようにパチンコ&パチスロを打っていると、従業員ではないおじさんに、
「ちょっと、いいかなぁ〜」と声をかけられ、店の更衣室へ連れて行かれてしまった。

そして、そのおじさんは唐突に俺様へ向かって・・・



「お前、あんまり調子にのってんじゃね〜ぞ!」



あまりに恐かったので、ちびってしまいそうになったが、
簡単に「ゴメンナサイ」をしてしまうと周りの人間に迷惑がかかってしまうので、
半泣きでとぼける事にした。

すると、どうやら俺様の友人(店の従業員)とのことはばれていないようだ。

これは、とにかくこの場所から一秒でも早く脱出することが賢明だと思ったので、
「もう来ませんので、帰っていいですか?」と精一杯の勇気で尋ねてみると、

「二度と来るんじゃねぇ〜ぞ!」と・・・


お蔭様で、無事に生還できました。
世の中、楽してお金は稼げません(笑)


しかし、今でも謎なのだが、このおじさんは誰だったの?そしてなぜ、
夏場なのに長袖のシャツを着ていたの?(爆)
(言っていることわかるかな?)



夜間高校の教室です(^o^)
定時制高校(夜間)の様子?
みんなは授業中にギターを弾いちゃダメだぞぉ。






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